【第10回】「農業の世界へ踏み出そう!未来見えるか!?」 

12月17日(水)、銀座農業塾の第10回目が行われました。
「銀座農業塾」とは、農業分野で活躍する為の知識や、自分に合ったビジネスプランを身につけるための農業分野のMBA講座であり、農業界に有望な人材を輩出することを目的としています。

第10回目(最終回)は、「農業の世界へ踏み出そう!未来見えるか!?」 をテーマに、 塾生達がアグリビジネスプランコンテストを行いました。審査員は田中淳夫氏、高安和夫氏、伊藤裕樹氏、茂木正光氏の4名です。コンテストでは4つのチームに分かれ、それぞれのチームが計画した「独立または、アグリビジネスを起業した場合の事業計画」の発表を行いました。これらのチームは第4~5回目の授業の際に編成され、約1ヶ月半、チーム毎で事業計画を練ってきました。

最初のグループは「アグリエンタテイメント」チームです。
この事業計画はドイツやロシアにある「週末、地方へ行き宿泊施設や別荘に滞在し農作業をする」というようなシステムを日本に導入してみようという事業です。ただ、そのまま日本に導入するのではなく、「大人の秘密基地」というイメージを持たせたシステムを用い、新たな日本農業の可能性を探ります。

2つ目のグループは「株式会社 かざまつり」チームです。
~海と大地をつなぐ食の循環モデル~というサブタイトルのとおり、水産加工から出た魚カスなどから有機質肥料を作り、その肥料を畑に入れ野菜を生産するというプランですが、その循環の中には様々な農水産体験やイベント、さらにはレストラン、直売所なども関連付けられた事業計画となっています。

3つ目のグループは「マイクロファーム・コミュニティ」チームです。
都会の中にも庭やベランダ、屋上でのプランター野菜栽培があるように、小さな畑は存在します。同事業ではこれらの小さな畑から農産物の生産を行い、その地域内で流通販売してしまおうという事業です。また、このシステムがうまく機能するようなサポート体制についても、プランの中に織り込まれています。

最後のグループは「VEGE PARK」チームです。
都会には「農業を仕事としてやってみたいけど、その道になかなか踏み出せない(家庭菜園以上、兼業農家以下)」という人がいますが、この事業ではその層がターゲットです。同事業ではお客様へ農地を提供し、生産技術を伝え、できた農産物を直売所で販売するところまでサポートしていきます。

どの事業計画も非常に斬新なアイデアでした。しかも「現実性を持たせる」という点から、具体的な事業スキーム、収支計算、事業分析など、細かい数字の部分まで綿密に計画されたすばらしい事業案でした。しかしながら、各発表の後には審査員から鋭い質問がされ、チームメンバーはそれに熱心に答えていました。

そして全ての発表が終わり、審査へと移りました。
審査の結果、栄えある優勝チームは「株式会社 かざまつり」となりました。
発表後、それぞれの審査員が講評を行いました。どこが決め手となったのかや実現するための提案など、具体的な指摘を織り交ぜた講評は、各事業計画をより現実的なものに近づかせました。なぜなら、これらのプランを発表だけにとどまるのではなく、実施されることを審査員も期待しているからです。

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今回で「銀座農業塾」第一期は最終回となりましたが、この講座は非常に素敵なものでした。毎回、農業に関する専門家を講師に招き開かれた講義、また、最終的にはそれらの講義で学んだことを取り込み、熱い事業計画をプレゼンをするというこの講座は、まさに‘知’のバトルでした。塾生の皆さまはの職業は様々で、だからこそ講座にも張り合いがあり、色々なアイデアが出たのだと思います。農業を志す私としましても、毎週が非常に楽しみな銀座農業塾でした。

さて、「銀座農業塾」第二期は、来年5月20日より開校されます。ご興味のある方は、是非ご参加されてみてはいかがでしょうか?

*詳細は随時アップいたします

レポーター:SATT学生スタッフ/東京農業大学3年 竹岡
編集:株式会社NOPPO SATTプロジェクト 福本

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