3/16ビジネスプラ​ンコンテスト延期のお​知らせ

2011 年 3 月 14 日

3月11日(金)に発生した三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。

3月16日(水)に予定しておりましたビジネスプランコンテストですが、地震の影響により延期したいと思います。輪番停電が解除され、通常に復帰する頃、4月中旬以降を予定しております。

銀座農業塾事務局

銀座農業塾第四回議事録

2011 年 3 月 3 日

銀座農業塾 第3期議事録―201129日―

4回 農業者が負担する税金と資金繰りの知識~農業で夢を実現しよう!~

 

第4回は税理士・行政書士・2級FP技能士の資格を持つ、「阿部尚武税理士事務所」の阿部尚武様を講師に招き、農業者が負担する税金の知識や資金繰り、農業で生活していくことを前提とした事業計画の立て方とその重要性についてお話していただきました。

 

1.    税金の知識

個人の所得税については所得税法で規定されている。農業の場合は農業所得といっているが、法律上では事業所得のことである。農業者が負担する税金は、社会保険・所得税・消費税の順に重要である。

■社会保険

社会保険は、所得がなくてもお金がかかり、国民健康保険、国民年金と何かと負担が大きい。国民年金は所得に関係なく一律であり、離職後、1年間は特に負担が大きい。しかし国民年金は払っておくべき。国民健康保険は前年度の所得により計算されるため、離職後、所得が無い年の納付額に注意する。

■所得税

所得税は、国に納税する個人の税金である。農業者に心にとめてもらいたいという部分は、今年の話を例にとると、平成22年度の2月~3月に所得税の確定申告があり、平成23年度の5月~6月に住民税が引かれる。つまり、平成23年度から会社を辞めて就農するとなると、平成22年度の所得で平成23年度の住民税が課せられるので、その分も生活費としてカウントしておかないとおもった以上にお金がかかることになる。所得税を下げるには、所得を下げることです。経費と特別控除を増やして収入を減らす、さらに医療費などを申告すれば所得控除とすれば、課税所得金額が減り、そこに税率をかけても多くの所得税を取られないですむ。

・所得税   =課税所得金額×税率

・課税所得金額=所得-所得控除

・所得金額  =収入-経費-特別控除

■消費税

開業当初はあまり重要でないが、人件費が増えると消費税の納税額が高くなるので、資金の準備は必要である。そして、消費税は申告義務の有無がポイントである。2年前の売上高が1000万円以上の場合、消費税の申告義務が生じる。逆手にとると納税が2年はないということになる。ただし改正の動向に注意したい。申告方法は原則課税と簡易課税に分けられ、申告方法を選択するためには、届出書の提出が必要である。

 

■青色申告制度

記帳義務があるが、優遇規定が多く税金や国民健康保険が下がるので、個人でもこの制度を利用したほうがいい。記帳義務といっても予算や実績の記録として利用でき、のちに述べる融資を考えるとき役に立つ。特に青色申告特別控除には最大で65万円の特別控除が受けられるので使わない手はない。

 

開業したときには、税務署への届出や承認申請書を出す必要がある。そのときの届出書としては以下の5つの届出書を出せばよい。

・個人事業の開廃業等届出書

・所得税の青色申告承認申請書

・青色事業専従者給与に関する届出・変更届出書

・給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書

・源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請及び納期の特例適用者に係る納期期限の特例に関する届出

 

2.    資金繰り

■入金と支払のタイミング

農業では、売上は収穫してからである。たとえば、お米は年1回しか売上にならないので、入金のタイミングが限られている。農業は売上入金の入るタイミングが重要である。収穫がないと入金がないので、収穫時期が短い作物やその時期が異なる作物を栽培し、売上を計上できる時期を分散させるとよい。農業は収穫ために栽培(種を買う、苗を育てる、肥料や資材を使うなど)を行うので、出金が先になる。入金までの立替金(資本金)の準備が必要になる。

■設備投資

設備投資は事業計画をしっかりと立ててから考えることが大切。農地、農作物をどのように選ぶか。その設備をどのような手段で準備するか。設備投資する資金をどのように調達するか。手段には、賃借・購入・譲渡があるが、最近は設備投資を抑える傾向が強いので、賃借・リースなどが多い。また、高齢化に伴って農作物の生産が苦になってきた人たちは農業を辞めると相続税を取られるので、納税猶予という法律を利用して、農地を生産緑地としたり、人に貸して農業をしてもらったりできるので、以前よりは農地を借りやすくなってきている。資金には、自己資金・融資・助成金がある。自己資金がとても重要である。100万円以上は用意したい。

■融資

まず、融資の目的をはっきりさせ、赤字補填の融資は受けないことがポイントである。確定申告書を見る人は税務署と金融機関であり、金融機関は確定申告書を見て、その人にいくら貸せるかを判断する。このことを与信といい、それが足りない個人事業者のための制度として信用保証制度がある

次に、運転資金、生活費のための融資ではないことを忘れないことがポイントである。初めての融資を成功させるためには、無理を承知で金融機関に相談し、自分はできると思い込む。そして熱意があれば、意外となんとかなる。事業計画だけで判断する銀行はないから。しかし、いい担当者に巡り合わないとなかなか融資を受けられないということもある。何回やっても融資が受けられない場合、憤るのではなく、どこが融資を受けられない理由なのか考えることが大切。また、親族に頼ることも躊躇しないで、親に借りるというのも一つの手である。親や配偶者に自分のやることを理解してもらう。

■助成金

都道府県・市町村によって異なるが、就農計画を提出し認定を受ける必要がある。それら自治体の予算もあるので、申請前に相談しておく方がよいが、農協が絡んで来たり、今まで農業を営んできた農家の協力がないとうまくいかない場合が多い。よって、助成金にはあまり期待しないことである。助成金を得るために行動するのであれば、もっと違うことに時間と労力を使った方がいい。

 

3.    事業計画

大切なことは、計画を立てて、紙に書いて、自分で見れるようにすること。しっかりと事業計画を立てておくと、その時あれこれと判断しなくて済み、考えることはスムースになる。事業計画は、何のために必要で、それが何故必要なのかを以下に示す。

・自分のため 自分がぶれないし、事業に集中できる。

・他者の協力を得るため 数字で表現できるので、説得力が増す。

・資金調達(出資・融資)のため 計画が伝えやすく、計画に具体性が出る。

・事業に失敗しないため 係数からシミュレーションが可能になり、不安を「管理できるリスク」とすることができる。

■まず、売上!!

売上は単価×数量!

決算書ばかり見てても儲かるのかわからない。単価と数量を決めることで具体的な物理量がイメージできるようになれば、より実現性が増す。

■逆算による事業計画

①必要生活費を計算する

 食費、教育費、住宅ローン…

②固定費を計算する

③限界利益を計算する

④限界利益を原価率で割って、必要売上高を計算する

⑤必要売上高をあげるために、売上をあげる方法を考える

そして、後から単価と数量を当てはめる。

なによりも、事業計画を実践し、分析し、周囲に意見と賛同を求める。そして絶対できると自ら信じ込むことが事業成功のカギである。

 

阿部尚武税理士事務所

262-0033 千葉市花見川区幕張本郷1丁目224号 幕張本郷相葉ビル6F

電話 043-298-3700  FAX 043-272-3114

http://www.abekaikei.com/

個人ブログ

http://ameblo.jp/abekaikei/

 

***

今回の講義で印象的だったのは、「税金は手元にお金を残すための手段だよ」と最近になって気づいたという阿部さんの一言でした。農業を生業として生きていくためには単に米や野菜を育てていくだけでは成りえない、お金まわりのことを勉強させていただきました。自分が事業計画を立てる際参考にしていきたいと思います。

 

東京農業大学農学部農学科3年 藤田実加

銀座農業塾第六回議事録

2011 年 3 月 3 日

銀座農業塾 第3期議事録―2011223日―

第6回 マーケティングと流通のいろは

 

第6回は和歌山県のオークワというスーパーで農産物に特化したお仕事をしている株式会社サンライズ専務取締役の津田兼司様を講師に招き、スーパーでのマーケティング、どうものを売っているのかをお話いただきました。また実家がみかん農家ということから産直販売や今年から観光農園もやられるそうです!

 

■マーケティングの定義

 「企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的な活動である。」(マーケティング協会より)この定義を簡単に解釈すると、「売る側は儲かって、買った側も満足する様な仕組み作り」であるといえる。

 

■日本を見つめる

しかし、昨今の小売不況下で、マーケティングよりもっと基本的なことを見直す必要がある。これからの日本は高齢社会になる。日本人の総貯蓄は1500兆円前後といわれているが、それらは貯蓄金額が2000万円以上で60歳以上の人が総貯蓄の60%を所有している統計が出ている(統計局より)。これらの貯蓄はほとんど使われる見込みがないのです。

 

■世界と比べる日本の物価

世界と日本の2000年からの消費者物価指数(CPI)を比べてみると、ほとんど他の国ではCPIが上昇しているのに、日本は大きく減少しています。つまり、世界の物価は高くなっているのに、日本の物価は2000年よりも安くなったということである。2009年でやっと2000年の物価水準に戻った(独立行政法人農畜産業復興機構 日本と各国の家計消費支出比較より)。

 

■日本の食費って、そんなに高くない

 2000年の家計消費支出の国際比較をみると、支出全体のうち食費にかかる分は、日本は14.7%、アメリカは7.2%、フランスは14.2%、韓国は15.3%と差ほど違わない。日本の場合、食費よりも住居・光熱費の方が25.5%と高い。これは日本にはエネルギーが無いからかもしれない。2006年はどの国も支出全体のうち食費にかかる割合が高くなった。これは穀物が足りなくて値段が上がったことが要因(社会実情データ図録より)。

 

■物流コストはアメリカより日本の方が安い

 2007年の売上高物流コストはアメリカが売上の6.25%なのに対して日本は売上の4.48%である。アメリカが大型トラックで広い国土を走って物を運搬しているイメージは効率が良さそうに思えるが、実は日本の方が運賃は安い。

 

■売上を増やす方法(スーパーの視点から)

 売上を増やすには2つの方法がある。ひとつは「新しい客を作る」方法ともうひとつは「買い上げ点数を増やす」ことである。

「新しい客を作る」具体策

①チラシ政策

②品揃え強化

③イベント開催

④基本強化

「買い上げ点数を増やす」具体策

①品揃え強化

②陳列技術

POP・プロモーション

④時間別管理

 

品揃え強化は、例えばコンビニが公共料金やチケットのサービスを提供することや鍋に使う野菜が並べられているところに鍋の素、スープや七味など関連商品を置くことである。

 陳列技術は、スーパーでは目からベルトの高さまでをゴールデンラインといい、そこに買ってもらいたい商品を並べる。

 POP・プロモーションでは、スーパーの野菜コーナーにはお客さんは平均して3分間みて、次のコーナーへと向かうという統計が出ている。その3分間の間に、何に目をとめてもらうかが勝負。またお客さんの7割がお店に入るまで何を作るか決めていないことも考慮して、何を作ってもらおうかとスーパーがその日のお宅の夕飯に影響しているかもしれないですね。

 時間別管理では、この時間帯にはこんなお客さんが来るということを知り、それらのニーズに応えられるようにする。例えば、オープンから1時間くらいは、定年された方がチラシを中心に買い物にくる。17時以降は仕事をしている主婦さんが夕食の買出しをしにくる。この場合は加工品を目立つところにおくという行動をとる。

 

■売上を増やす前に考えるべきことは、店のポジション

 毎日の買い物に利用する店舗(スーパー型)

 欲しいものを買いにいく店舗(百貨店型)

 何かないかのぞきにいく店舗(直売所型)

 たまたまその場所にある店舗(コンビニ型)

自分の店のポジションはどこなのか?

 

■ある島のトマトのマーケティング

①商品のパッケージを見て興味をもってもらう。

具体策

・「南の島の夏味トマト」と聞いて、「夏味トマト」って何だろう?と消費者に思ってもらう。

・あえて生産している土地の名前を出す。「喜界島トマト」のように。喜界島は鹿児島県の奄美諸島のひとつで、ゴマとサトウキビの島。

②興味をもってもらったら、さらに「これは買おう」と思わせる一言を添える(差別化)。

  具体策

  ・パッケージの裏に、地図も添えて

  ・喜界島はサンゴ礁の島、アルカリ土質でコクのあるトマトができます。

  ・冬も暖かく、無加温(温めずに育てる)栽培を行っています。

  ・太陽の光を使った土壌殺菌を行い、環境にやさしい鹿児島エコ農産物に指定されています。

 

■直売所はお客さんが買ってくれる値段

しかし、その値段はスーパーの値段と連動している。スーパーが直販コーナーを設けるのには理由がある。それはリスク管理が低いからだ。生産者によって、農作物の大きさ、味が違うので、お客さんは「この人のは好きだ、また買おう」と好みの農作物を買うことができる。

 

■販売価格に占める生産者の受け取り価格は半分

ほうれん草を例にとると、1kg689円でそのうち49%が生産者に、22%が卸売りに、8%が仲卸に、21%が小売に割り振られる。

 

■小売業の基本6原則

・欲しい商品が品揃えされている

・新鮮な商品が品揃えされている

・品切れのない店

・清潔感のある店(クリンリネス)

・整理整頓された店

・フレンドリーサービス(笑顔で、元気)

この基本となる原則がすべてできているスーパーは日本にはない。現場の実情は客を見ないで社長をみて仕事しているなんてところも多くあるだろう。しかし、この6原則だけでは繁盛しない。買い物には良いものを買えたという「喜び」とお金を失う「ストレス」が顧客にかかっている。「喜び」のほうが「ストレス」より大きくならなければ、顧客は満足しない。

 

■自分で育てた野菜や、お米をスーパーに売り込むには?

 まず事前に商談しに行くスーパー、会社のリサーチが大切です。リサーチする項目は、

・会社規模

・農産構成比

・仕入れルート

・平均値入(粗利益率)

・標準的な商品のアイテム数

これだけわかれば、商品の商談は結構スムーズになります!

 

■量販店と生産者、それぞれの責任

量販店:安心な農産物を提供できるか

    欲しいときに欲しいものを提供できるか

    鮮度の良いものを提供できるか

    適切な価格で提供できるか

生産者:誰に販売しているのか

    どこで販売しているのか

    生産者の生活費は誰からもらっているのか

 生産者直売とスーパーの本質は同じです。農産物を消費者に買ってもらって、生活ができていることを忘れずに。生産者が販売するのものは食べ物です。畑で排泄したり、くわえタバコで農機を運転し、灰を落とす。そのような環境で作られた野菜とわかっていたら、はたして消費者はその野菜を買ってくれるでしょうか?食べる立場になって、販売している人の気持ちになって考えてみることはとても大切です。

 

***

ずっと農業をやっている人やこれから農業しようと思っている人は、自分は生産者で自分の育てている野菜や果物は「丹精込めて育てているから絶対おいしい」という自負はもちろんあるでしょう。生産者であることの自信は持っていて悪いものではないとおもいます。しかし、生産者になったことで消費者の視点を忘れがちになることはありと思います。自分が育てた野菜や果物は自分や家族のためでもあるけれど、それを買って食べてくれる消費者の存在を大切に思って生きたいです。

東京農業大学農学部農学科3年 藤田実加

銀座農業塾第五回議事録

2011 年 3 月 3 日

銀座農業塾 第5

『農業ビジネスに必要な農地法、契約法、会社法の知識』

開催日時:2011216日(水)

講師:茂木 正光(行政書士・司法書士)

記録者:藤原育菜

 

5回は行政書士・司法書士である茂木正光さんを講師にお招きした。

 茂木さんは行政書士・司法書士のお仕事以外にNPO法人農業情報総合研究所に所属し、生産者と消費者間の農業情報格差解消を目的とする活動も行っている。

 今回は農業ビジネスに必要な法律について、行政書士・司法書士の経験から

    農業法所得(売買・賃貸借)のノウハウ

    農業と法律の関連

    法律になれるということ:条文のポイントをおさえる

という3点をテーマにあげ、説明して頂いた。

 

◆農地取得と農業法

①農地取得

農地取得のためには農地法・契約法などの農業経営に関する法律の知識や特にコミュニケーション能力が大切である。(地域の人と関わり、土地所得のチャンスを逃さない) 

農地の売買許可の手続きは売買許可書の締結によってされる。この許可がおりるために農作業に常時するかなどが調査される。このとき申請書に書かれている土地の所有者が違っている場合があるので確認が必要である。

②農地の関連法

農業経営基盤促進法農地利用集積計画をつくって農地法の許可を不要にできる)・農業振興地域の整備に関する法律・納税猶予制度(農地にかかる相続税の納税猶予を得られる)

 

◆農業経営に関連する法律知識

①契約

訴訟リスクを分散させるために書面化や契約内容を確かめ保存することが大切である。

契約書などに使用する署名・印鑑のポイント。①署名と記名だと署名の方が強い②実印押印と印鑑証明はとても強い効力を持つのでめったに押さない方が良い。

②会社設立

 農業生産法人とは農地の賃貸借ができる法人である。近年は個人や企業からの新規参入が多い。

    都市計画法

 市街化区域内の農場はハウスなどを建設や農地を転用するときに許可が必要である。

    JAS法とEF

 有機JASマークが付いた食品のみが有機やオーガニックの表示ができる。しかし規定がとても厳しいため、農家がついていけていない。そこで考え出されたのがエコファーマー(EF)だ。これは有機JASよりもコストがかからない。だが有機JAS に比べ認知度が低い。

    市民農園関連

 市民農園整備促進法と特定農地貸付法は市民に土地を貸す法律だ。

法律の規制がない農園利用方式は農作業を手伝うという名目で農地を利用する契約だ。

 

農地の所得には農村社会・税・土地持ち非農家の増加などの人間サイドの阻害要因がある。農地を得るために、法律を知り慣れる必要があり、それ以上に現地の人に話をするなどのコミュニケ―ジョンが大事になってくる。

 

銀座農業塾Ⅲ 第三回議事録

2011 年 2 月 10 日

銀座農業塾 第3

『お米づくりで自立するには!』

開催日時:201122日(水)

記録者:藤原育菜

 

3回は有限会社「拓の里」の代表取締役 伊藤祐樹様を講師にお招きした。

 伊藤祐樹さんは秋田県在住の農家で、1年の3分の1を米農家・残りをコンサルやコーチングの仕事をしている。(冬場の仕事)

今回は参加者側から質問や農業に対する疑問を投げかけ、米農家の経験からの方向性を色々と提案して頂いた。

 

①有機農業の重要性

オイルピークを過ぎた為、肥料や機械を動かす燃料等を自給するべき。

農業技術の有機ではなく、ライフスタイルや社会にインパクトを与えることが大切。

農薬を否定せずうまく農薬を利用する方法もある。

 

②米で自立するには:

◆可能な限り規模拡大をする。(面積・機械化)

規模が小さい場合、実質1人でやらないと生活ができない。

生産に特化して流通販売は任せる方法もある。

◆自分で作り、自分で売る

消費者と接点を持てるように販路の発掘を行う(高級米の購入者は都会人)

商品の安心安全は当たり前、消費者とのつながりを強化し、「文化」や「癒し」を与えられることが自立・商品が売れるかのキーワード。

ブランド化が必要かは微妙だ。ブランド化以上に自分の理念・思いを表現することが大切(その一部にブランドが含まれる)

 

③社会情勢の変化:

◆環境問題

共通意識として、このままいけば大変という思いがある。

今、何が大切だと見るかが重要。

TPP

TPPには賛成である。なぜなら日本製を求める人はまだいる。また、日本の人口は減少傾向にあるため国内消費量も減少しているからだ。

TPPによって農家の収入が減るのは確実だが、ミニマムアクセス米を貯蔵するのに使っている年3000億ものお金がうく。

 

③見えない農業

生産・流通の連携をとり、消費者に対して色々な情報(農薬の使用量)が見える状況にするべき(例えばトレーサビリティ)

 

④商品が持つ可能性の発掘

パンが焼ける米粉など、その商品が持つ可能性を探求していく。

 

新規参入でお米を主体に農業をしていくこと価格などの面において難しい。

しかし、消費者に「評価される」お米は買われているのだ。

つまり、お米でもビジネスは成り立つのである。

 

感想

お米のことだけではなく、環境や社会情勢など色々な分野の勉強をされている方だと感じた。このように広い分野の情報を集め、吸収することで新しい発見やこれからの消費者ニーズを掴むきっかけを得ているのではないか。新規参入をするとき、お米で自立することは難しいかもしれない。しかし伊藤さんがいう消費者に「評価される」お米作りは他のことにも当てはまると考える。

 

 

銀座第3期農業塾  第2回ユニオンファームが目指す「新農創造」

2011 年 1 月 31 日

銀座農業塾 第3期議事録―2011126日―

第2回 ユニオンファームが目指す「新農創造」

 

第2回は茨城県の農業生産法人「有限会社ユニオンファーム」の代表取締役社長 玉造 洋祐様を講師に招き、自らの農業への新規参入の経験から導き出されたフランチャイズによる新規就農についてお話していただきました。

 

ユニオンファームが目指す「新農創造」とは、将来も農業が継続していくために新しい農業者と新しい農業のやり方をクリエイトし、新しい価値を生み出してくことだといいます。

 

●今後農業で残っていくためには経営の規模拡大が不可欠

農業は衰退産業と呼ばれている。その背景には農家の減少と現在の農業従事者の多くが60歳以上の高齢者であること、そして兼業農家でお米を作っていたとしてもお米の単価が安くなり、作るよりも買ったほうが労力、時間、お金を使うより安いということが挙げられる。

 

米農家の例を挙げると、耕作面積が5ha未満の農家は農業を辞めていっている。しかし、耕作面積が5ha以上の農家は収益がプラスに転じているところがある。また10haは損益分岐点であり、米農家の最低規模である。耕作面積が広ければ、収益が確保される、つまり、農地の集約が起きているといえる。

 

●新規就農者で一番多いのは60歳以上

農水省が定める新規就農者の定義は3つある。1つ目は農家の息子が就農する場合。2つ目は農業生産法人に就職する場合。3つ目は自営業で就農する場合である。だいたい毎年6、7万人の新規就農者がいるなかで、39歳以下は15000人、4059歳以下は17000人、60歳以上は3万人以上という計算になり、定年してから就農する人が一番多い。

 

●新規就農者が最初に直面する4つの「無い」

 1.自己資金(資本金)と金融機関からの借入(有利子)

 2.農学的理論構築と仮説・検証

 3.市場取引せず、独自の販路

 4.独力で農地

 

1.は施設を建てたり、トラクターを買ったり、作業場をつくったりと規模を大きくするほどお金がかかる。2.は有機野菜のサンプリングがないので、検証が困難。有機野菜は農産物生産全体のうち0.16%しかない。3.は市場では低価格で取引される。4.は地元の人は保守的で新参者や新しい取り組みには積極的でない。土地の情報は現地にいってみないとわからない。これらの問題をクリアし、10年間失敗もなく農業をしていると、徐々に土地利用の依頼がくるようになった。

 

●事業開始後の課題

1.資金繰り

2.資材の購入・選び方

 経費を抑えつつ、適切な資材を選べるか

3.規模拡大

 優良な農地、人材教育の必要性

4.時間の確保

 生産管理、作業、営業、勉強、経理…行うことはたくさんある

 時間管理をいかに上手くするか

5.継続的な取引

 安定的に売れるように取引先との品質、価格、数量の交渉ができるか

 相互の信頼関係が大切

6.安定生産

 天候、病害虫、雑草に対抗し、植物と土壌の見えない変化を見抜くことができるか

 技術よりも、『観察力』が大切!

 

農作物を生産する上で、みんな避けて通れない道です。

 

●新規独立型新規就農者支援(ユニオンファームフランチャイズ)

研修生は、直営農場で2年研修した後、FC農場として独立起業することが前提となる。

 

直営農場での1年目は主に収穫と包装作業を行う。その目的は農場の品質基準を把握することである。2年目は栽培を行い、観察力、天候・病害虫・雑草への対応力をつける。研修時に重視することは、基礎技術の反復である。セクションごとに集中して徹底的に理解・習得を目指す。

研修が終わると、いよいよ独立である。ユニオンファームフランチャイズは、ユニオンファームがFC農場(新規独立者)に農地賃貸、施設建設、営農指導、営農支援、販売支援を行うシステムである。このシステムを利用することで、新規就農者が最初に直面する4つの「無い」を有る状態からスタートでき、独立初年度から黒字を期待できるようになる。様々なメリットがあるが、就農する場所や栽培方法などの制約が課せられるデメリットもある。

 

*****

有機JAS認証がついていれば安全でおいしいか?

安全ではありそうだけれど、本当においしいのか?に疑問を持ち、数値でもっておいしさを消費者へ伝える試みをしたことや野菜の一包装ずつに番号をつけ、徹底した品質保証を行っていることが顧客の価値を考えたマーケティングであると思いました。

 

東京農業大学農学部農学科3年 藤田実加

 

 

 

最後に高安塾長よりビジネスプランコンテストのプランが選ばれ、それぞれのプラン社長が紹介されました。

銀座農業塾Ⅲ第1回議事録

2011 年 1 月 25 日

 

  

開催日時:2011119日 19:00~21:00

開催場所:銀座会議室

出席者:12

記録者:藤原育菜氏

 

1

「さあ、あなたも農業にチャレンジしよう!~儲かる農業で、成功するには~」

担当講師:高安和夫(有限会社アグリクリエイト取締役東京支社長)

 

●なぜ銀座で農業か?

ワイン作りと米作りは同じ!?という平井正夫氏は米の品種・栽培方法・栽培した圃場の位置を明示し消費者へ届けている。また栽培に工夫をし、おいしいお米を作る努力をしている。

ワインは場所によってブランドある、農産物もそのようなことを行えば、高価であってもその価値(背景・おいしさ)を購入する人がいるのではないか。

 

●日本の農業技術と日本人の自然観

現在、環境問題・食料危機が世界的な問題となっており、グローバル主義ではなく地域多様性を尊重しあうことが求められ始めている。(地球主義)

この中、日本人の自然観(共存意識)に基づく農業技術は世界に注目されている。

 

●農業で成功する道

食べる人の幸せを願うことが農業で成功する道。

近年、消費者を見ない利益第一主義による食の問題が頻発した。

今こそ、消費者と共に農産物の生産・流通を考えるとき。

 

●なぜ農業分野での独立が難しいのか?

国の農業に対する補助金は世界から見ると低い。(産出額から比べると)

少子高齢化により日本は物を買う人が減る。→国外を視野に入れるべき。

良い農地を農家が手放さないため、良い農地を手に入れることに苦労する。

 

●農の力でブランド作り

農業法人(有)アグリクリエイトの事業説明

①有機・特別栽培農産物流通事業:農産物に基準をもうけ、生産者の情報を開示

②農業支援事業:土壌分析をし、施肥設計を提供

③農業生産事業:人手不足の農家に代わって、農作業を請け負う

 

CSAと地域の個性を生かす農業

都市農業・近郊農業など様々な農業地域がある。地域に合うビジネスをおこなうべき。

 

●銀座を里山に

銀座から農を発信する活動の紹介。暮らしと近い所に農業を持ってくる。

銀座ミツバチプロジェクト:地産地消

ファームエイド銀座:地域活性

屋上緑化:食べられる作物を育て、新しいコミュニティーづくり

 

●さあ、あなたも農業にチャレンジしよう!

農業は自然とつながる可能性のある仕事。そこに大儲けはなくても正当な利益は残るでしょう。あなたのビジョンを作り出してください。

 

2

「銀座が産地になった!」

担当講師:田中淳夫(銀座ミツバチプロジェクト副理事長)

 

●銀座でミツバチ!2006年春銀座が産地になった

2006年不安ながらも銀座のビルの屋上でのミツバチの飼育がスタート。

すると、国内生産量0.03%2009800kg収穫)の蜂蜜生産に成功。

ミツバチは環境指標動物のため、銀座は素晴らしい環境ということが分かる。

その環境で採れた蜜はとても上質で、銀座のBAR・和菓子屋・レストランで使用し町の活性化を行った。

 

●町の技術が新しいドラマを作る~銀座は職人の町~

銀座は文化・伝統など可能性を持った街である。

職人と蜂蜜の出逢いは様々なものを生んだ。(ハニーカステラ・ハニーカクテル)

ミツバチを通して命のつながり(生態系)が見えた。(受粉→実→鳥が食べる)

分蜂(巣別れ)した日本ミツバチの保護を行うなど、自然と共生した社会を目指す。

 

●街に生かされるコミュニティ作り

中延・多摩センターなど新しいコミュニティ作りの為のミツバチプロジェクトが広がりをみせている。

 

●銀座で農業が面白い~農業の発信地として~

①ファームエイド銀座:「おいしい」が地域と食を元気にするをスローガンに「人と自然の共生」について世界へ情報を発信。

②『Edible Landscape』:銀座のママさん等、様々な人と共に『食べられる景観』作り(酒米・蜜源の花等)を行い、苗から生産者に興味を持ってもらう。

 

●広がる取り組みの輪

①生産者達を訪問し、その想いを伺う地域間交流(新潟)

②トキ×ミツバチ応援プロジェクト(佐渡)

③菜の花プロジェクト(福島市)等

関わった人達(ママさん等)を通して、多くの人達へ地域・商品を知ってもらう。

地域・生産者のつながりと自分が持っているコンテンツを組み合わせ、お金が流れる仕組みを作り、その中で動くことが大切。

<業>だけでは繋がらないことも、他のもの(教育・福祉等)と繋がることで価値が生まれることがある。そんな一見厳しいと思うところに勝機がある。

 

感想

人の繋がりは多くの可能性を秘めていると感じた。きっとこの場にいた受講生の皆さんはこの農業塾で多くの可能性に出会うだろう。それらを作り出し開花させる為に頑張る姿を見て、私自身の可能性も広げたいと感じた。

 

 

 

講義中の様子

銀座農業塾成果発表会のご報告

2011 年 1 月 24 日

2011年1月7日 銀座農業塾成果発表会が行われました。

◆19:00 高安和夫塾長挨拶

有機農業の生産団体である有限会社アグリクリエイトの東京支社長でもあり、プロジェクト以前より銀座食学塾などで食に関する情報発信を行ったり、茨城の田んぼで有機無農薬のお米作り体験を行ってきました。

しかし、茨城では都心部より遠くなかなか都会の人に来てもらえないことから、都会で何か農業に関する情報発信や活動ができないかと考えてきたそうです。

そのころ、会議室を貸してくださる紙パルプ会館の田中淳夫氏と養蜂家の藤原誠太氏に出会い、銀座のビルの屋上でミツバチを飼ってみてはどうかということが銀座ミツバチプロジェクトのスタートだったそうです。

プロジェクトは今年で6年目を向かえ、昨年の収穫量は900キロにも及び、ほぼ完売状態となっています。

そのほかに日本の有機農業の歴史について、それを踏まえなぜ、いま有機農業なのかというということで銀座農業塾を企画した経緯についての話がありました。

農業塾では、単に農業分野の講義を聴講するだけでなく内容を踏まえたビジネスプランとして事業計画書を作成いただいております。
数グループに分けてリーダーの方に社長になってもらい、メンバーさんそれぞれが役割を分担して最終回のビジネスプランコンテストに望みます。

成果発表会では、第一期卒業生でもある斉藤さんと鈴廣の鈴木さんよりお話いただきます。
また、銀座ミツバチプロジェクト田中淳夫副理事よりお話最近の活動報告について講演いただきます。

◆19:30 株式会社銀座みつばち代表取締役 NPO銀座ミツバチプロジェクト副理事田中淳夫氏より講演。

2010年3月8日に株式会社銀座ミツバチを設立し、銀座で始めての農家として農業生産法人を設立いたしました。
日本はちみつ協会によると現在約2500人のプロの養蜂家がいるそうです。
砂糖の自由化前には巣箱に札束を入れていたといわれたほどの養蜂家ですが、近年では受粉媒介者のとしてのミツバチが世界中で不足してことが問題となっています。

幸いにも都会は屋上に熊は来ませんし、また、皇居や浜離宮、街路樹など緑も多くミツバチにとっては生育に適した環境であることが分かりました。
いま、全国でクマが里に下りてきてしまう事件が報道されていますが、山の中に食べ物がなくて里に下りてしてしまうそうです。
日本は約2500万haの森林があり、国土の7割が森ですが、半分が人工林といわれています。
ハチミツは95%が輸入品で国産は5%ほどです。
銀座は400年続く職人の街で、採れたハチミツは銀座のクラブやバーでカクテルにして頂いたり、パティシェの方にスィーツにして頂いています。

銀座で採れて珍しいからではなく、採れたハチミツがおいしかったからなのです。
銀座の文明堂では食の人間国宝の森氏に木の箱にいれてカステラをおつくりいただきました。
素材が単純だからこそ、ゆっくり丁寧に作る、まさに匠の技なのだそうです。
一時期、ハチミツが採れない時期には販売を見合わせて頂きました。
普通ならいつまでにこのくらいの量をくださいとなるのですが、顔が見える交流をすることで、ハチミツが取れないのなら、それまで見合わせましょう、ということで対応して頂いたのですね。

昨年では900キロのハチミツが採れましたが、すべて売り切りました。
また、採れた蜜蝋は銀座協会さんのクリスマスのミサにお使いいただいたり、銀座松屋さんのクリスマスケーキと共に販売し、収益を世界の恵まれない子供に寄付したりと、ハチミツを単に使うだけでなく物語を紡がれていっています。

地域支援もファームエイドで力を入れていることのひとつです。
昨年秋紙パルプ会館の玄関に新潟の五百万石のコシヒカリの酒米をはさがけをしました。
この酒米はホテル西洋で世界チャンピオンの方のレシピでパエリヤに、レストランでリゾットになりました。

銀座のバーやクラブなどが1700店舗も加盟している銀座社交料飲協会(GSK)にもご協力いただけるようになりました。
このような数の協会は世界広しといえども銀座にしかないそうです。
GSKの加盟店88店舗のお店で銀座のハチミツを使用したハニーハイボール略してハニハイを展開していただきました。
銀座の街で夜ハニハイを飲むと、売り上げの一部を銀座の屋上緑化に寄付されます。
楽しく飲んで環境にも役立てようということです。
肝臓には悪くても環境によくなる、というわけです。

ファームエイドでは、佐渡の鬼太鼓が来て、宇和島からは牛鬼が見えました。

昨年は仙台、札幌、福島、名古屋などさまざまな場所でミツバチプロジェクトがスタートしましたが、
今年は小倉の井筒屋さんでミツバチプロジェクトが3月8日にスタートします。
大阪梅田では、農機具メーカーさんビルの屋上でおスタートします。
こうした取り組みは日本国内だけでなく、韓国などでも飛び火い、昨年は世界各地のメディアが取材に訪れました。

今年のバレンタインでは、ハニハイのチョコが銀座松屋さんから販売されます。
これからもこうした楽しい環境の取り組みを通して人々とのドラマを作っていきたいと考えています。
今日はありがとうございました。

◆20:30 ベリベジ 斉藤正明正明氏

1979年生まれ、農家に生まれたけど、農家になりたくなかったそうです。
高校時代生物の授業が面白く、バイオテクノロジーに魅力を感じ大学では作物遺伝育種学の研究室に所属。
当初は大学院を希望していたものの、大学時代の営業のバイトの成功体験により、種メーカーの営業に就職。
仕事を通じて、たくさんの農家さんと知り合い、都市部の農家の恵まれた現状に気づき、就農に魅力を感じるようになる。
脱サラし、2年前の2008年に就農。

6年間種メーカーの営業として農業の現場を体験し、直売をしようと決めていたが、具体的なプランは何も決めていなかった。
直売するなら多品目に育成が必須だが、一人では効率が悪く、直売団体のブランド化についての方法を模索していた。

そんな折、たまたま農業新聞で銀座農業塾のことを知り、いまの自分にちょうどあっていると直感的に感じ受講を決意しました。
同じような志を持っている方なら、情報交換ができたり、人脈を構築できるのではないかと期待していました。

受講してみて、久松先生の講義には、実際に多品目を生育販売している方のお話は具体的で大変参考になりました。

伊藤先生の話は、稲作は儲からないという先入観を覆され、やり方しだいではどうにでもなるということを知りました。

戒能先生のお話は雇用ではなく○△□(←ココが気になる方は、銀座農業塾をご受講下さい!)ということが参考になりました。

津田先生のお話はスーパーのオークワのバイヤーが求めることを系統だてて伝えてくれたので、実際に直売場の交渉に参考になりました。

山本先生のお話は直販のデメリットについての内容もあったのですが、実際に自分がやりたいことを今計画している方法でやっていく自信がつくことになりました。

アグリビジネスコンテストでは、コンビニで直販というプランを立てました。プランをる立てていう途中で、短期的に実現可能な目標ということに気づき、受講中に実際に畑で直売を始めました。住宅地なので、当初から一日二万円ほどの収益をあげ、好感触に自信を持って本格的に始めることになりました。

受講生の方との交流もさかんで、同期の小売店の方には野菜を降ろしてもらっています。
講座前後では、人脈が構築でき、目指すものが見えてきて、自信がついてきました。
実際にスーパーライフさんとの直販コーナーの交渉では、事業計画書を使用し、役にたちました。
銀座農業塾を受講することで、起業の参考になり、受講してよかったと思います。
ベリベジはラジオ、テレビ、新聞等に多数出演しています。
将来的に目指すものは農家の意識改革です。
いま日本では農業自給率を上げようと報道されていますが、自給率ではなく日本の農家の自立率を上げるようにしたほうがいのではないかと思います。
極論ですが、農業で食べていけない農家はどうにかしたほうがよいと感じています。
http://www.very-veggie.jp/index.html

◆小田原鈴廣 副社長 鈴木悌介氏

鈴廣は140年続くかまぼこ屋さんです。
5年前、かまぼこの材料の魚のあらを利用できないかという話があり、子供のころみかん農家があらをもらって肥料として畑に植えていたことを思い出し、肥料としての再利用を思いついたのです。今はみかんを作る人も減って、当初肥料の使う先のあてもありません。
小田原は箱根をいくときのとおり道で箱根登山鉄道の風祭という駅にビール工場とレストランを併設したかまぼこのお土産屋さんがあります。
そこで、工場の土地の横に魚の肥料をビールかすと混ぜました。畑を作りお野菜を作ってもらいました。
農家さんの反応はさまざまでしたが、概して反応もよく、作り続けることになりました。
そこで、ビール工場横のレストランで地元の食材を利用した食材を使ったレストランにしてみてはどうかという案でました。
小田原は海、山、里、川とすべてがオールインワンにそろうコンパクトな町です。
豊かな自然にはぐぐまれ、さまざまな種類のお魚が採れますが、その多くが雑魚として利用されておりません。
小さな魚は魚市場では価値がないといわれていますが、地元の人はおいしいことを知っています。
魚のあらを使用した肥料を使用した野菜も魚もいつどのくらい採れるか分からないので、決まったメニュー出せません。
そこで、売り切れごめんのビュッフェレストランにしてみてはどうかということになりました。
上記のアイディアをビジネスプランコンテストとして発表しました。
さまざまな先生のお話も参考になりましたが、同じプランの仲間が知恵を出し合ったことが大変嬉しかったです。
肥料の名前「うみからだいち」も農業塾の仲間が命名してくれました。
1年半前地ビールレストランをオープンしました。
現在12件ほどの農家さんとのお付き合いがあり、農業を通じての人脈が広がっています。
収穫した果物をジャムにして販売したり、お茶つくり、お酒つくりにも広がっています。
このように命を循環していくことを実感しています。
海、山、里、川の命はすべて繋がっていて、それを人間の都合で切ってしまうからおかしいことが起きてしまうように感じています。
私たちの取り組みは小さなものですが、こうした活動で何かのお役に立てればと感じています。

2011年1月19日(水)より銀座農業塾第三期開講決定!

2011 年 1 月 14 日

最少催行人数に達しましたので、1/19(水)より開講いたします。
なお、締め切りは1/14(金)までですが、まだお席をご用意できますので、引き続き募集いたします。
ginzainitiative@gmail.com までご連絡お待ちしております!

2011/1/7(金)銀座農業塾第一期卒業生の成果発表会・懇親会及び第三期説明会の開催について

2010 年 12 月 17 日

銀座農業塾第一期卒業生の成果発表会・懇親会と、第三期説明会を以下のように開催いたします。

日時 2011年1月7日(金) pm7:00-pm9:00
場所 銀座会議室三丁目
http://www.kamipa-kaikan.co.jp/ginza/index.html

スケジュール
◆19:00~19:30
ご挨拶 銀座農業塾 高安 和夫塾長

◆19:30~20:15
農業生産法人 株式会社銀座ミツバチ 田中 淳夫社長

今年2010年3月農業生産法人(株)銀座ミツバチを設立!
福島で土地を借り、ジャガイモや大豆、そばなどを栽培。
収穫されたジャガイモはスワンベーカリーで商品化。
さらに、大豆は味噌に加工し、銀座手前味噌として来年商品化予定。
銀座での街づくりだけでなく、各地域に広がる交流と街おこしについて、田中さんからお話しいただきます。

***15分間 休憩***

◆20:30~20:45
◇成果発表1
銀座農業塾 第一期卒業生 齋藤 正明氏
※種苗会社退職後に新規就農「very-veggie」(ベリベジ)ブランドを立ち上げ、
松戸駅近くで店舗をオープンしています!

◆20:45~21:00
◇成果発表2
銀座農業塾 第一期卒業生 鈴木 悌介氏(小田原鈴廣副社長)
※蒲鉾作りで残った魚の骨や皮を使った魚肥「うみからだいち」を開発。地元の農家さんがその魚肥を使用し野菜や果物を栽培し、オリジナルブランドを開発・販売したり、鈴廣のレストランにて提供されている。

◆21:00~懇親会(参加費は別途必要となります。)

成果発表会は第1期、第2期卒業生、第3期お申し込みの方は無料となります。
(それ以外の方の参加は1000円です。)

◆お申し込み・お問い合わせ
※2011年1月6日(木)まで

・成果発表会/懇親会
・ご氏名
・ご所属
・連絡先
・メール

〒104-0061 東京都中央区銀座3-9-11
紙パルプ会館B2 銀座イニシアティブ・オフィス内
「銀座農業塾」事務局宛て
tel : 03-6277-8000
fax : 03-6277-8888
e-mail : ginzainitiative@gmail.com
Web : http://www.ginza-aguri.jp/

以上